
予防策 2015年11月07日
皆さんは、朝起きて腰が痛かったり、
首がこっていたりすることはありますか??
今まではなかったのに、寝具を変えたら急に…とか
そういった経験はないでしょうか??
日本人の腰痛は、ふかふかのベットが輸入されるようになってから
と言われています。
それまでは、日本人は畳の上に直接硬い敷き布団を敷いて
寝ていましたが、それが急に柔らかいマットレスに変化してしまったのです。
そのメカニズムとしては以下の事が言えます。
まず人間の身体について、基本の部分…
人間の背骨はよく言われるようS字状に湾曲しています。大げさな話ですが、
私たちの住んでいる地球には、引力があります。その地球上に生息する脊椎
動物の中で人間は、他の生物と比較して特に進化しました。
進化の結果、頭蓋骨によって、大きな「脳」を包み込んだ、重くて大きな「頭部」
を上にして、2足歩行をするために、背骨の「S字」が形成されてきたそうです。
この「S字」の脊柱は、人間の骨格の特徴です。
頭の重さ… ボーリングのボールを想像して下さい…
発達した大脳と頭蓋骨…頭の重さって、なかなか想像できませんね。
数字で言えば、3.5~6kg弱、人の体重の約8%と言われています。
一般のボーリングのボールの重さが10~13ポンド、キログラムに直せば、
約4.5~5.8kgです。 と言う事は、頭の重さと、一般的なボーリングのボールは
ほぼ同じと言う事なんです。
★イメージして下さい…自分の頭はクルクルと簡単に回していますが、
ボーリングのボールを同じように手に持ってクルクルと回すって大変力がいるもの
です。良く考えれば、首・背中の筋肉って、すごい大きな力がある事を再認識する事が出来ます。
…でいったいどんな敷布団が良いのか!?
↑ 【図B】
前述のように、直立時に生じたS字カーブより度合いは緩くなるものの、平面に横になればA部・B部に隙間が開きます。 A部のすき間は枕が支えます。当然頭部の形と頚椎の深さは人によって違います。枕のお好みが人によって バラバラという事も納得です。
●敷布団・敷ふとん・にとって大切なのですが、つい見過ごされてしまうのがB部のすき間です。理想的には、身体を適度に支え、その上でB部やその他のすき間を適正に うめるソフトな層が必要であると考えます。
(1)良い布団の状態 (2)良くない敷布団
↑ 【図C】
左の(1)の姿勢は、適正ですが支持性のない敷寝具では右の(2)の様に、重い部分が落ち込んでしまいます。
2)の状態では、頭部から頸椎・背骨から尾てい骨までの、その人にとっての適正な「S字のライン」は保つ事が出来ません。以上の様に、正しい睡眠にとって、敷布団の受け持つ機能が一番大切な事がお判りいただけると思います。
このように、柔らかい寝具を使われている方は、身体の適正な彎曲を保つ事が出来ず
腰痛、肩こり、首の痛みなどが引き起こります。
さらに、人間は寝ている間の寝返りで体の歪みを自らとっていくのですが、(2)の寝具
では、寝返りが打ちづらく、睡眠時に余分な体力を使ってしまい体を治しきらずに翌日を
迎えてしまう…という悪循環に陥りやすくなります。
枕についても、上表A部を支える形の枕が適正だと思います。ご自分の首の形をきちんとした
形に引き上げてくれる、首が沈まないものが良いです。そうすると歯ぎしりやいびきの解消
にも繋がります。
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